憧れのジャグリング
子供を大道芸のフェスティバルやサーカスに連れていくと、ほとんどの子供が「自分もあれをやってみたい!」って言いますよね。
最近ではジャグリングが趣味として定着してきて、道具の販売も身近になってきたこともあって、以前よりも気軽に道具が手に入るようになりました。
買ってあげる親としては、「好きなことをやって欲しいし、この子の才能も分からない。もしかしたら……」という気持ちもあると思います。
「でもいったい何歳ぐらいから出来ることなんだろう?」というのは率直な疑問であると思います。
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。
目次
ジャグリングは何歳ぐらいから出来るのか?
始めるのは早くても3歳〜5歳ぐらいから
ジャグリングは身体能力だけで言えば、3歳ぐらいから可能です。ただし3歳児に「遊びたいのを我慢して練習させる」というのは至難の技であり、これが出来るのは早くても5歳ぐらいからだと思います。
ジャグリングをやるには、ある程度の練習が必要ですし、最初のうちはボトボト落としてばかりで、とても楽しいものだとは言い難いです。最初のうちは道具を使って一緒に遊ぶという感覚で始めると良いでしょう。
お父さんお母さんも一緒に練習しよう!
ジャグリングを練習していると色々な人に出会います。ときどき子供に向かって厳しいことをいう親を見かけますが、このような子供はあまり楽しそうにジャグリングをしているようには見えないです。
何かを上達するには仲間が必要不可欠です。一緒に練習する友達や兄弟がいれば一番ですが、そうでなければ、お父さんお母さんも一緒になって練習をするのが良いと思います。
子供は夢中になれば、驚異的な飲み込みのはやさを見せます。周りにいる人たちは良きライバルになりますし、自分の両親よりも上手に出来ると分かれば、子供もそれだけ夢中になります。
サークル練習やイベントに連れていってあげて、刺激を与えてあげましょう。
道具を買い与えるだけではダメ。
教育論の中には、子供は放っておけば大丈夫という考え方もありますが、ジャグリングに関していえば、オススメしません。
大人でも子供でもスマホゲームやパチンコに猿のように夢中になるものですが、これは作業に対して、定期的にちょうどよいタイミングで報酬を与えているからです。
ジャグリングはスマホゲームのように、簡単には報酬を与えてくれません。全然上達しないし、できているのかも分からない。
そういう中で、子供が自然に才能を開花する可能性は稀でしょう。
中学生ぐらいでスマホ・パソコンを使った検索力があれば自分で情報を仕入れてくると思いますが、子供のうちは親のアドバイスなしでは、なかなか難しいと思います。ここら辺はコーチング力が問われますね!
外部の力を借りましょう。
どうしても教えるのが難しいのであれば、外部の力を借りましょう。
近くで教えてくれる教室があれば参加させたほうが良いですし、サークルやイベントで他のジャグラーと接触する機会があれば、どんどんそういった場を経験したほうがいいでしょう。
ジャグラーを育てる教育機関はまだ少ない
とはいえ、日本にはジャグリングの専門学校など存在していません。スウェーデンに行けばジャグリングを教えてくれる学校がありますし、台湾では小学校の授業でディアボロをやります。
ジャグリングそのものを習うというよりは、既に練習からパフォーマンスまでの考え方が確立している世界で、ジャグリングに役立つことを習ったほうが近道でしょう。
具体的にいえばダンスや体操のスキルは確実にジャグリングに役立ちますし、体操やダンスでパフォーマンスが出来るのであれば、あとは自分のパフォーマンスにジャグリングを混ぜるだけです。
まとめ
いろいろ書いてみましたが、何事も猿のようにハマることが大事だと思います。私自身も何かに夢中になると、猿のようにずっとやっています。 そして猿のようにハマったことが結果として技術に結びつき、自分という人間を支えていると思っています。
子供がジャグリングに夢中で勉強しない…… いいじゃありませんか。ぜひともジャグリングフリークにしてあげちゃってください!
参考記事
- Juggling and Music - Course - Uniarts
- 台湾PEH Cup&サークル訪問 - スタッフ ブログ - ジャグリングショップ ナランハ
- When did the greatest jugglers begin to juggle? : juggling
- Anthony Gatto and Practicing
- Cirque du Soleil
- Crazy 5 year old kid juggling - YouTube