コンタクトジャグリングとは?
コンタクトジャグリングとは、体を道具から離さずにマニュピレーション(操作)し、不思議な動きを演出する身体表現の一種です。新体操やアイソレーションダンスなどとも共通する部分があると思いますが、ジャグリングを楽しむような人たちの間では、ハイパーヨーヨーやハンドスピナーのような感覚で楽しまれています。
この記事では初心者からジャグリングをやったことのない人にまで、コンタクトジャグリングが理解できるように解説してみたいと思います。
目次
どんな道具があるのか?
コンタクトジャグリングの定義が上に書いたようなものだとすれば、ほとんど全ての道具がコンタクトジャグリングの道具だと言えますが、一般的にコンタクトジャグリングとして認識されているものを書いていきたいと思います。
コンタクトボール
よく頭の体操だとか言って、手のひらの上で転がすボールが売っていますが、あんな感じで複数のボールを操ることもありますし、新体操のように1つのボールを華麗に操る演技もあります。
小さなボールであれば3つ4つと片手で操る人もいますし、1個では大道芸で水晶玉を操っている人をよく見かけると思います。
ステージボール
ステージボールはツヤありのものとツヤなしのものとがありますが、新体操ではツヤのある、柔らかくてかなり大きなボールが使われていますね。ジャグリングショップに売っているものだとかなり固めのものもあります。大きくてしっかりとした球体なので見栄えがする一方、あまり浮いているようには見えません。
クリスタルボール
あの水晶玉のような道具です。透き通った球体が美しく、宙に浮いているように見えるので、大道芸でもよくみられます。
マグネティックバトン
バトントワリングに使うバトンによく似た道具です。なんだこれは?? という道具ですが、これも同じくコンタクトジャグリングの一種だと言えます。演技者が静止した状態で両手にもったこの道具をまわし、空間に不思議な模様を描きます。私自身もこれを持っていますが、とても不思議で面白い道具です。
エイトリング
文字通り、8の形をした、ジャグリングリング2枚を繋げた道具です。これを真剣にやっている人は日本に100人ぐらいしか居ないと思いますが、とても美しい軌道を描くのが特徴です。最近では8に限らず、ノの形をした道具であるとか、様々な形のリングが存在しています。
どんなふうに覚えていけばいいのか?
鏡の前で練習しよう
トスジャグリング(投げるジャグリング)と違って、コンタクトジャグリングには、はっきりとした成功がありません。コンタクトジャグリングは美しさを高める競技であり、見た目が命です!
自分に酔おう
コンタクトジャグリングをやっているときは、自分の顔などに劣等感を感じて居てはいけません、人間は幻想を信じる生き物です。紙幣だって紙切れなのに価値があると信じているんです。自分がかっこいいと信じ、できるだけドヤ顔でやるようにしましょう。
アイソレーション
アニーメションやアイソレーション系のダンスの概念がとても重要になります。基本は点があってその部分で身体または道具の一部を固定する、みたいな考え方です。固定していない部分を動かすことで、固定した部分が空間上でなんだか浮いているかのような、不思議な動きに見えます。
ダンスは独学でもいいですが、人に習った方が早いです。
有名なコンタクトジャグラー
どちらかというとダンス寄りの競技ではありますが、日本だと「おこたんぺ」さんがとても有名ですね。ファイヤーパフォーマンスも取り入れていて、かっこいいです。
海外ではマグネティックバトンの開発者のPich氏などは常人を超えた動きをしています。
まとめ
いかがでしたか?
コンタクトジャグリングは、トスジャグリングが好きな人には、はっきりとした成功もなく、ダイナミックな動きもなく、ちょっとストイックで息苦しい競技かもしれません。
比較的練習場所を選ばず気軽に始められると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。